不動産投資で失敗の事例を読む~多くの事例はウソ?

不動産投資 失敗 事例で検索したところ、ある失敗事例ですが、購入時の表面利回りが12%で実際には、80%の入居率で10%の利回り、1年後30%の入居率になり、10万円の赤字になったと書いてありましたこの事例は場所は書いていないし、物件価格も書いてないし、返済がどのくらいかも書いていないので、真偽が不明です。また、80%の入居率が1年で30%に落ちるほどの理由は、よほどのことがないとあり得ないので、事例として引き合いに出すこと自体が間違っています。このサイトでは、他の失敗事例として中古のワンルームマンションと新築ワンルームマンションの事例が書かれていました。ここのサイトの事例の利回りは5%程度と書いてありましたので、失敗して当たり前です。ワンルームマンションの利回りは通常このくらいですから、この事例は信用できます。本サイトの別の記事でもお伝えしていますが、ワンルームマンションの投資はおすすめしていません。 

 別のサイトの失敗事例では、利回りが20%と書いてありました。都内もしくは近郊で言えば、利回りが20%の物件は一般に流れる情報の中には、ほぼ無いに等しいです。つまり、これもかなりレアなケースです。20%という高利回りの物件でも儲かる方法はあるかもしれません。儲けたいならば、その道のプロがいるわけで、その教えを受けなければ失敗するでしょう。こういうサイトも自社の物件を売るために、極端な事例を引用しているにすぎません。 

 また別のサイトを見たところ、失敗する人のパターンが書いてありました。それは、勉強不足、不動産投資を経営と思っていない、人脈を広げない、計画性のないお金の使い方をする人。そう書いてありました。 

 これはその通りですね。やはり勉強は必要です。不動産投資は経営ですから、資金計画や返済計画はきちんとすることです。また、人脈ですが経営ですから不動産会社さんや客付け業者さんやリフォーム業者さんとの良い関係なしには、物件購入やその後の運営はうまくいきません。 

  このように、失敗事例をインターネットで検索して記事を見る際に注意することは、一つの記事で結論をつけるのではなく、色々な記事を読んでみることです。そうすると自然に全体像もわかってきますし、自分の中に基準ができてきて、正しいか正しくないかも判断できるようになります。 

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