今回は、不動産投資で失敗の確率を考えます。まず、失敗と言っても範囲が広いので今回の定義として、ローンが焦げ付いて給与から返済しているがこのままだと、物件を差し押さえられそうな状態と仮定します。インターネットでローンが返せなくなる確率を調べたところ、ほぼほぼゼロに近い数字が書いてありました。この情報が正しいかどうかは定かではありませんが、多くの人がローンが焦げ付いていたら、銀行も融資はしなくなるし、社会問題やニュースになるでしょう。つまり自己破産のような失敗は、あまり無いといえると思います。
しかしならが、不動産投資の成功率検索すると、10%とか20%とかそういう数字を見ることができます。これはどういうことでしょう。おそらくローンが焦げ付くことはないけれども、それほど儲かっていない人たちが多いということではないでしょうか。それでは、なぜそれほど儲からないかと言えば、「これ儲かりますよ」と言われてその物件を買ったしまった場合、必ずと言っていいほど儲からないと考えられます。それは、永く取引がある営業担当者でない限り、初めてのお客様にお得な物件を勧めるはずがないからです。また、自ら融資先の銀行を開拓していないで、業者任せにしている場合は、業者は売ることを優先するため、借りやすい銀行を探してくると思います。借りやすい銀行は一般的に金利が高めですから、その分利益が取りにくくなります。
一番大重要なことですが、収支が妥当であることや、返済計画はやはり購入者の責任ですから、しっかりとシュミレーションをすることが必要です。多くの場合、収支計算は販売会社に任せているか、あまりこと深く考えていないのではないかと思います。「銀行に預けるより、効率が良いなぁ」と元金保証の銀行金利と比較しても無意味です。きちんと収益のシュミレーションをしてしっかり返済計画を立てれば、利益の出る物件、利益の出る買い方ができ、成功と言える不動産投資になると考えられます。