不動産投資の初心者がセミナーに参加するために必要なこととは?

不動産投資の初心者がセミナーに参加するために必要な心構えについて、お話しします。不動産投資を始める場合、セミナーに参加するのは良い方法です。しかし、ほとんどのセミナーが販売会社が主催しているので、相手からしたら売るためのセミナーです。つまり、良いところしか教えてもらえない可能性が高いのです。 

 他の記事でも書いていますが、手軽に始めることが出来る、ワンルームマンションの投資は、必ずと言って良いほど月々のキャッシュフローはマイナスになります。その場合でも、販売会社が「将来の年金代わりに「税金が戻ります」「生命保険代わりなどと言って売り込みを掛けてきます。ある程度反駁できる理由を持っていれば良いですが、丸腰なら行かない方が無難です。 

 1棟アパートならキャッシュフローがブラスになる可能性が高くなります。しかし、ほとんどの物件は、利益がだいぶ乗っているので、割高であると考えられます。それは、売る側の心情としてなるべく高く売りたいからです。つまり、複数の業者の抱えている物件の中で、並み以上の物件を選択できる力を養う必要があります。養うというのは表現が大げさです。たくさんの物件に触れることで、自然と養われるものです。 

 良心的な業者さんを探す方法は、複数のセミナーに参加して比べてみることです。少なくとも5社くらいのセミナーに参加してください。そうすれば、業者さん毎の特色がわかってきます。良い物件というものは、個人の考え方でも違ってきます。ですから、自然と良し悪しがわかってくるようになってから購入するくらいの余裕を持ちましょう。 

 物件が良いとか悪いとか例えば、古いとか新しいとか、駅から遠いとか近いとか木造だとか鉄筋コンクリートとかあります。そういうものは、個人の好みであり物件を購入する側の志向とは全く別の話です。 

 例えば新築の場合は高価になりますし、設備の故障は少ないです。それに対して築古は価格は安くなりますが、設備は古くなるので修繕リスクは増加することになります。このことと、不動産投資として利益がより出る物件とは全く別の話ということです。利益から費用を引いたのこりが利益です。収入が大きく経費が小さい方が利益が大きくなるので、収入だけでなく、費用の大小も含めてシミュレーションすることが必要です。 

 多くの場合、お金の借り方が大きく収益に影響します。なるべく金利の低い銀行から借りることができれば、収支が良くなります。仮に金利が高かった場合はその分、利回りを高くすることで、利益が得られます。 

 物件の良し悪しを判断できるように、数多くセミナーに参加頂きたいのですが、物件の良し悪しとその物件を融資してくれる銀行についても、選択していく必要があります。物件の紹介とともに、銀行の紹介もしてくれる販売業者もあります。応々にして販売業者とタイアップしている銀行の金利は高いこともあるので、注意をしてほしいと思います。 

Copyright© 不動産投資金持ち大家さんファミリー:曽我ゆみこ公式サイト , 2024 All Rights Reserved.