不動産投資の初心者が融資を受ける良い方法について、お話しします。物件を購入する際に、することとして物件を探すことがありますが、融資を受ける銀行も探す必要があります。
不動産投資の初心者が陥りやすい誤解ですが、物件探しや銀行探しは不動産販売会社の仕事であるから、”買う側は半ば判子を押すだけ”と考える方が少なからず、いるようです。
条件の良い融資を受けるためには、銀行に融資条件を聞いてみるしか無いと思います。聞き方は簡単で、年収や自己資金を伝えて、どんな物件にどれだけの金額を何%の金利で何年借りることができるかを尋ねれば良いのです。
結果については、銀行によっても支店によっても対応のご担当によっても同じ回答になるとは、限りません。多少の運、不運がありますし、借りることが出来なくても、他の銀行を当たれば、良い結果が得られるかもしれないからです。
良い融資条件を引くための秘策というものはなく、ある程度は数を打つ以外にはありません。ただ、闇雲に当たるのも効率が良くありませんのでおおよその目安をお伝えします。
一般的に都市銀行はもっとも金利が低いです。その反面、融資条件には厳格で借り入れ期間については、法定耐用年数程度になります。木造の新築であれば22年が最大となります。鉄骨であれば34年、鉄筋コンクリートは47年が最大となります。
都市銀行は頭金として自己資金を多く入れる必要があります。10%から20%は普通に要求されます。まとめますと都市銀行は物件価格の10%から20%の頭金を用意することができて、しかも給与所得や預貯金がある程度保有している方向きになります。
そこで、信用金庫や地方銀行を当たることで、広く融資を受ける可能性がでてきます。都市銀行と異なるのは金利が少々高くなることです。その代わり頭金の割合が10%程度になるので、自己資金の準備額が少なくてすみます。銀行の利子が高くなるので、その分利回りを高くする必要がでてきます。前述したように物件の選択幅が狭くなります。
さらにノンバンク系や不動産都市に強い銀行は、融資条件が甘くなるので、ほぼ多くの方が借りることができます。その代わり金利が高くなるので、さらに利回りの高い物件を選択する必要が出てきます。
このように、銀行と融資の相談をしていくうちに借り入れる金額とその金利がわかってきますので、それに合わせて物件を選択することで、安定経営ができます。そのためには販売業者さん任せにするのではなく、銀行回りを自ら行うことが良いアプローチとなります。