巷には、さまざまな不動産投資の販売会社が存在します。
例えば、物件価格が3,000万円で、家賃収入が年額300万円であれば、
利回りが10%となります。
計算式は 表面利回り=家賃収入÷物件価格×100 となります。
300万円のうちローンの返済が150万円として、経費等が60万円とすれば、
純利益が90万円となります。
もし、仮にこの物件を購入するのに、300万円の自己資金を使ったとした場合、
自己資金に対する利益を計算すると、90万円÷300万円×100=30%です。
これを自己資本利回りと言います。3年強で自己資金が戻る計算です。
これが一般的な計算方法ですが、表面利回りでもなく自己資本利回りでもなく
自己資金300万円が3,000万円(の物件)を生み出すという理由で、
以下の計算をしている会社がありました。
3,000万円-300万円=2,700万円 (物件価格から自己資金を引いたもの)
2,700÷300×100=900%の利回り (借入が30年なら、30年利回り?)
借入期間が30年の場合、900÷30=30%(年間利回り?)
つまり、30年間の利回りが900%で、
30年で割って年間の利回りが30%となります。
よって、高利回りです!って書いてありました。※数値は変えてます。
自己資本利回りともちょっと違う計算なので、なぜこのような計算をするのか
全く意味不明です。
家賃収入も書いてありましたので、通常の利回りを計算したところ、
5.5%になりました。一般的に低い利回りと言えると思います。
かなり、誇大広告っぽい感じがします。
やはり、不動産投資の基本のお勉強は必要ですね?
惑わされないようにしましょう。